はじめに
 ケアマネジャーは業務ギョウムにおいて「記録キロク」をツクらなければ仕事シゴトにならない。かなりたくさんのリョウ種類シュルイ記録キロク作成サクセイする必要ヒツヨウがある。
 しかし「記録キロク」は「いてあればいい」というものではない。沢山タクサンいてありすぎてむことすら面倒メンドウくさくなるような記録キロクは、記録キロクとしての意味イミをなさない。
 また、記録キロクそのものをどうけばよいのか、ナニけばよいのかを理解リカイして記録キロクしているかというとカナラずしもそうともれない。そのためせっかく苦労クロウをして時間ジカンをかけて記載キサイした記録キロクが、場合バアイによっては「記録キロクなし」となって「いた意味イミがない」という事態ジタイスクなからずきている。
 そこで「ケアマネジャーと記録キロク」として、ケアマネジャーが作成サクセイしなければいけない「記録キロク」にはナニがあり、それをどのようにいていけばよいのかについてカンガえていきたいとオモう。
1.「記録キロク」とはナニか。
 記録キロクには様々サマザマ定義テイギがあるが、代表的ダイヒョウテキなものをいくつかげてみる。
将来のために物事を書きしるしておくこと。また、その書いたもの。「―に残す」「実験の―」「議事を―する」
競技などで、数値として表された成績や結果。また、その最高数値。レコード。「―を更新する」
歴史学・古文書学で、史料としての日記や書類。
このうち本論ホンロンでの定義テイギとしてモチいるのは「1」である。
 この定義テイギナカからわかるように、記録キロクは「将来ショウライのために」「物事モノゴトシルしておく」ことである。これは、「将来ショウライ使ツカう」コト前提ゼンテイにしているということだ。つまり「将来ショウライ」において、過去カコの「そのとき」にナニがあったのかを「再現サイゲン」できるように物事モノゴト状況ジョウキョウ内容ナイヨウ経過ケイカ結論ケツロンノコしておくということ。結果的ケッカテキには事実ジジツとその経過ケイカ」の「遅延チエン再生サイセイ」を可能カノウにするということだ。
 また記録キロクには「過去カコナニをしたのか」という証拠ショウコ」としての意味合イミアつ。過去カコナニカンガえ、ナニオコナったのか、その結果ケッカがどうなったのかをノコすことで、将来ショウライその事実ジジツ経過ケイカ検証ケンショウし、確認カクニンをするための「材料ザイリョウ」となるとともに、過去カコナニをしたのかを客観的キャッカンテキ証明ショウメイするための材料ザイリョウとなるのだ。
 このように記録キロクは、タンかれていればいというものではなく、将来ショウライその記録キロク活用カツヨウすること、活用カツヨウするためにくということを前提ゼンテイにして、作成サクセイされていく必要ヒツヨウがある。つまりタンに「事実ジジツ」の羅列ラレツだけではなく、プロセスがわかるように記載キサイされていくとともに、そのナカには判断ハンダン根拠コンキョ思考シコウ変遷ヘンセンがわかるように記載キサイされていく必要ヒツヨウがある。しかもそれは事細コトコマかに逐一チクイチ記録キロクされるのではなく、できるだけ簡略カンリャクにしつつも事実ジジツ関係カンケイ物事モノゴト推移スイイ間違マチガわないように記載キサイしていく必要ヒツヨウがある。
2.記録キロクくための条件ジョウケン
 記録キロクはただタンに「け」といわれてけるものではない。記録キロクくために絶対的ゼッタイテキ必要ヒツヨウ条件ジョウケンフタつある。これを理解リカイ実践ジッセンした結果ケッカとしてハジめて記録キロクくことができる。
1)条件ジョウケン1:「様式ヨウシキ」のモトめていることを理解リカイする。
 「利用者リヨウシャ氏名シメイ」と記載キサイされている箇所カショ利用者リヨウシャ氏名シメイ以外イガイ情報ジョウホウかない。これは至極シゴクたりマエのことだ。ではなぜ利用者リヨウシャ氏名シメイ以外イガイ情報ジョウホウいてはいけないのか?それはそのスペースには「利用者リヨウシャ氏名シメイけ、それ以外イガイくな」というルールがあるからだ。すなわち記録キロク様式ヨウシキがあれば、その様式ヨウシキには「記載キサイのルール」が存在ソンザイしている。そのルールを理解リカイしたウエでないとけない、あるいはいたとしてもそれが意味イミのあるものにはならないということだ。
 この条件ジョウケン至極シゴクたりマエのものにオモえるが、ジツはそんなに簡単カンタンではない。タトえば居宅キョタクサービス計画書ケイカクショ(1)の「利用者リヨウシャオヨ家族カゾク生活セイカツタイする意向イコウ」のランにはナニけばよいかすぐに説明セツメイができるだろうか?そしてその説明セツメイはルールがモトめているものと一致イッチしているだろうか?
 記録キロクくためにはあらゆる記録キロク様式ヨウシキの、それぞれの記載キサイルールを的確テキカク把握ハアクしていることがモトめられている。それは場合バアイによってはクニサダめたルールである場合バアイもあるし、事業ジギョウショナカめられているルールもある。トキには自分ジブン自身ジシンがルールを設定セッテイしている場合バアイもある。それぞれの「ルール」にシタガった記載キサイ出来デキハジめて「記録キロク」としての意義イギ価値カチツクすことができることになる。
2)条件ジョウケン2:「情報ジョウホウ」をる。
 記録キロクくためには記載キサイスペースの条件ジョウケン沿って、必要ヒツヨウ情報ジョウホウ保有ホユウしていないとくことができない。「利用者リヨウシャ氏名シメイ」をこうとオモったときに氏名シメイらなければかけない。ギャクえば氏名シメイっているからこそ氏名シメイラン利用者リヨウシャ氏名シメイくことができるということだ。
 前述ゼンジュツの「利用者リヨウシャオヨ家族カゾク生活セイカツタイする意向イコウ」をレイしてみる。このラン情報ジョウホウ記載キサイするためには、利用者リヨウシャ家族カゾクの、各々オノオノの「生活セイカツタイする意向イコウ」を記載者キサイシャ情報ジョウホウっていなければかけない。そして情報ジョウホウるためのコミュニケーションをハカった結果ケッカ情報ジョウホウることができる。つまり記録キロクくためにはそのスペースのモトめているルールに沿った情報ジョウホウるための活動カツドウをしておかなければかけないということになる。
 レイ沿ってカンガえてみる。「生活セイカツタイする意向イコウ」とはナニかをまず理解リカイしていなければいけない。これは「どのようならしをしていきたいとオモっているのか」ということであり、疾病シッペイ障害ショウガイなどの課題カダイカカえてはいるものの、利用者リヨウシャ家族カゾク将来的ショウライテキにはどのようならしをしていきたいのかという「生活セイカツイトナウエでの目標モクヒョウとなるらしカタ」を把握ハアクするということだ。そしてこれらは利用者リヨウシャ家族カゾクから明確メイカク言語ゲンゴとして表明ヒョウメイされるとはカギらないので、記録キロク作成者サクセイシャ(ケアマネジャー)は観察カンサツ洞察ドウサツとコミュニケーション技術ギジュツモチいて、利用者リヨウシャ家族カゾク協議キョウギをした結果ケッカとりまとめをし、それにタイする合意ゴウイて「共有キョウユウ」し「共通認識キョウツウニンシキ」してハジめて「情報ジョウホウ」を獲得カクトクすることができ、その結果ケッカとしてこのランに「意向イコウ」を記載キサイすることが出来デキるのだ。
 このように記録キロクくためには「様式ヨウシキモトめているルールを理解リカイする」ことと、「その情報ジョウホウる」ということのフタつの条件ジョウケンたさないと「かけない」ということになる。
3)誤解ゴカイタダす。
 「記録キロクけない」というヒトにその理由リユウ確認カクニンすると前述ゼンジュツの2つの絶対ゼッタイ条件ジョウケンはまずてこない。てくるのは「ナニをどう表現ヒョウゲンしたらよいのかわからない」という言葉コトバであったり、ナカには「下手ヘタくそだからけない」という言葉コトバだ。しかし実際ジッサイにはルールを理解リカイしていなかったり、そもそも情報ジョウホウがないことが本当ホントウ理由リユウなのだがそこにはがついていないことがオオい。
 このようにわれた場合バアイにどうするのかをカンガえてみる。
 方法ホウホウ1:ルールの確認カクニン
単純タンジュンに「このランにはナニ必要ヒツヨウがあるのか」を確認カクニンする。
  これによってルールの理解リカイ状況ジョウキョウ把握ハアクするとともに、ナニをすべきかをアキらかにするコトができる。
 方法ホウホウ2:情報ジョウホウ確認カクニン
スペースにくべき情報ジョウホウ有無ウム確認カクニンする。
これによって情報ジョウホウ有無ウム確認カクニンと、ナニくべきなのかをツタえることができる。
また、情報ジョウホウがない場合バアイ不足フソクしている場合等バアイトウには、ナニをすべきなのかをアキらかにするコトができる。
 これらの活動カツドウツウじて「記録キロクけない本当ホントウ理由リユウ」を明確メイカクにし、かつ同時ドウジにそれはモトめられている活動カツドウオコナわないと「けない」ということをアキらかにしていくことが必要ヒツヨウになる。
4)表現ヒョウゲン方法ホウホウ理解リカイする
 記録キロク作成サクセイするサイカナラわれることが「どう表現ヒョウゲンしたらいのかわからない」ということ。
 これは情報ジョウホウっていてもわれる場合バアイがある。
 この場合バアイにはまずすべきことは「意識イシキした表現ヒョウゲン」とするということだ。
 記録キロク定義テイギでもれたように、記録キロク将来ショウライダレか」がむことを前提ゼンテイにしている。そのときの記録キロクをすんなりとんで理解リカイできるようにくことに意識イシキけるとが必要ヒツヨウとなる。具体グタイテキにはだらだらとススめていくよりも箇条書カジョウガきのほうがみやすい場合バアイにはそうしたほうがベターだ。あるいはダレナニをいった・したのかの区分クワけを明確メイカクにするために逐語チクゴロクテキなまとめが必要ヒツヨウとなる場合バアイもある。また主観シュカン客観キャッカン事実ジジツ推測スイソク区別クベツをつけるというということも必要ヒツヨウとなる。これを理解リカイ使ツカけるだけで記録キロクみやすくなり、きやすくなる。
 また、記録キロクれないとけないものだ。れるためにはカズかなければいけない。また、記録キロク表現ヒョウゲン方法ホウホウ上達ジョウタツのためには他者タシャいた「記録キロクむ」ことが最善サイゼン学習ガクシュウ方法ホウホウだ。よくまとまっている記録キロクみ、それを真似マネしてみることで表現ヒョウゲン方法ホウホウ向上コウジョウしていく。
3.記録キロクカタ
1)居宅キョタクサービス計画ケイカク記載キサイ方法ホウホウ
 居宅キョタクサービス計画書ケイカクショ詳細ショウサイについて、簡単カンタン説明セツメイするとツギトオりになる。
  居宅キョタクサービス計画書ケイカクショ(1):フェースシート情報ジョウホウ支援シエン全体ゼンタイ方向性ホウコウセイ明確メイカクにする。
@:生活セイカツタイする意向イコウ把握ハアク、その実現ジツゲンけた支援シエン方針ホウシン記載キサイする。
居宅キョタクサービス計画書ケイカクショ(2)具体的グタイテキ支援シエン方法ホウホウ課題カダイ目標モクヒョウ支援シエン内容ナイヨウ)を明確メイカクにする。
@:アセスメント結果ケッカモトづき、生活セイカツ意向イコウ実現ジツゲンけた「解決カイケツすべき生活セイカツ課題カダイ」を記載キサイする。
A:課題カダイ解決カイケツするためのSTEPを明ステップヲアキらかにし、それを長期チョウキ短期タンキ目標モクヒョウとして設定セッテイし、その状態ジョウタイゾウ
    達成タッセイ期間キカン設定セッテイする。
B:短期タンキ目標モクヒョウ達成タッセイのために必要ヒツヨウ支援シエンを、チームケアの視点シテンモトづいて具体的グタイテキ記載キサイする。
C:サービスの提供テイキョウシャ提供テイキョウ期間キカン頻度ヒンド記載キサイする。
D:保険ホケン給付キュウフ対象外タイショウガイのサービス(利用者リヨウシャ役割ヤクワリ家族カゾク役割ヤクワリ、インフォーマル支援等シエントウ)も記載キサイする。
週間シュウカンサービス計画ケイカクオモテ週間シュウカンのサービス計画ケイカクオヨ週間シュウカン以外イガイのサービスのスケジュールを明確メイカクにする。
@:1週間シュウカン基本的キホンテキなスケジュールを記載キサイする。
A:1週間シュウカン単位タンイでは記載キサイできない支援シエン不定期フテイキツキ数回スウカイ、スポット、ツキ単位タンイとして提供テイキョウされる
    ササエンなど)を記載キサイする。
B:利用者リヨウシャ日課ニッカ状況ジョウキョウ記載キサイする。
サービス担当者タントウシャ会議カイギ要点ヨウテン:サービス担当者タントウシャ会議カイギ会議カイギ記録キロクナニについて会議カイギし、まとまったのかをロクする。
@:会議カイギ開催日カイサイビ時間ジカン出席者シュッセキシャ記載キサイする。
A:会議カイギ議題ギダイ記載キサイする。
B:討議トウギされた内容ナイヨウ記載キサイする。
C:会議カイギでまとまった結論ケツロン記載キサイする。
D:ノコされた課題カダイ結論ケツロンなかった議題ギダイ今後コンゴ開催カイサイ予定ヨテイなどを記載キサイする。
サービス担当者タントウシャタイする紹介ショウカイ依頼イライ内容ナイヨウ担当者タントウシャ会議カイギ参加サンカできない担当者タントウシャタイして、会議カイギ必要ヒツヨウとする情報ジョウホウなどの照会ショウカイとその回答カイトウ記載キサイする。
@:欠席者ケッセキシャ欠席ケッセキした理由リユウ記載キサイする。
A:欠席者ケッセキシャタイして、担当者タントウシャ会議カイギナカ参加者サンカシャツタえてしい内容ナイヨウ照会ショウカイする。
B:欠席者ケッセキシャタイして、担当者タントウシャ会議カイギ議題ギダイタイする意見イケン照会ショウカイする。
C:A・Bの照会ショウカイタイする回答カイトウ記載キサイする。
居宅キョタク支援シエン経過ケイカ事業ジギョウショ利用者リヨウシャとの連絡レンラク調整チョウセイなど、業務ギョウム実施ジッシした過程カテイ記録キロクする。
@:いつ・ダレと・ナニ調整チョウセイしたのかなどの、ケアマネジメントの展開テンカイ過程カテイ記録キロクする。
A:モニタリングをしてられた情報ジョウホウ記載キサイする。
B:モニタリングのまとめの記録キロク記載キサイすることができる。
サービス利用リヨウヒョウ利用者リヨウシャタイする月間ゲッカン支援シエンのスケジュールヒョウ
@:2ヒョウ週間シュウカン計画ケイカクヒョウモトにして1ツキのサービス提供テイキョウスケジュールを記載キサイする。
A:いつ・ダレが・ナニを・どれくらい提供テイキョウするのかを明確メイカクにする。
サービス利用リヨウヒョウ別表ベッピョウ利用者リヨウシャタイする1ツキのサービスのコストと負担フタンガク明確メイカクにする。
@:利用リヨウヒョウのスケジュールにモトづいて支援シエン提供テイキョウしたトキ総費用ソウヒヨウ利用者リヨウシャ負担分フタンブン保険ホケン給付キュウフブン
   メイアキラにする。
A:保険ホケン給付キュウフ対象外タイショウガイ費用ヒヨウ通所ツウショケイサービスなどの食費等ショクヒトウ)も記載キサイする。
サービス提供テイキョウヒョウ事業ジギョウショタイして、月間ゲッカンのサービス提供テイキョウスケジュールを明確メイカクにする。
サービス提供用テイキョウヨウ別表ベッピョウ事業ジギョウショタイする1ツキのコストを明確メイカクにする。
 居宅キョタクサービス計画ケイカク(1)〜(8)の作成サクセイ方法ホウホウについては「法令ホウレイ順守ジュンシュ居宅キョタクサービス計画書ケイカクショ作成サクセイ手続テツヅきのルール(ニッソウケン出版シュッパン 2008ネン2ガツ25ニチ発行ハッコウ ダイハンダイズリ http://www.nissoken.com/book/1337/index.html)」が一番イチバンわかりやすく、かつ詳細ショウサイなルールと記載キサイ内容ナイヨウ明確メイカクにしてあるので、ぜひこのホンれて参考サンコウにしてしい。
2)厚労省コウロウショウサダめた様式ヨウシキ以外イガイ作成サクセイ必要ヒツヨウ記録キロク記載キサイ方法ホウホウ
 2)−1 モニタリングのまとめの記録キロク
 (1) モニタリングのまとめ記録キロク方法ホウホウ
 モニタリング記録キロクにはフタつの作成サクセイ方法ホウホウがある。
その1:支援シエン経過ケイカ記録キロク記載キサイする方法ホウホウ
その2:「モニタリングのまとめの記録キロク様式ヨウシキ」を別途ベット使用シヨウする方法ホウホウ
 方法ホウホウフタつに区分クワけされるが、作成サクセイカンするルールは共通キョウツウしている。 方法ホウホウ二通フタトオりあるが、ルールは共通キョウツウしている。
 (2) モニタリングの記録キロクカンするルール
  ルール1(モニタリングにカンする運営ウンエイ基準キジュン
  最低サイテイでもツキに1カイ自宅ジタク訪問ホウモンし、利用者リヨウシャ家族カゾク面接メンセツをして、居宅キョタクサービス計画ケイカク実施ジッシ状況ジョウキョウ把握ハアクオコナった結果ケッカ記録キロクツキに1カイ記録キロクする。」
 ルールからる「記録キロクすべき内容ナイヨウ
  @:居宅キョタクサービス計画ケイカク実施ジッシ状況ジョウキョウ把握ハアク
利用リヨウ回数カイスウタイする視点シテン実績ジッセキ確認カクニン
●サービス内容ナイヨウタイする視点シテン居宅キョタクサービス計画ケイカクシタガった支援シエン内容ナイヨウになっているか、利用者リヨウシャ
   イエゾク満足度マンゾクド
支援シエン効果コウカタイする視点シテン目標モクヒョウ達成タッセイ状況ジョウキョウ利用者リヨウシャ家族カゾク満足度マンゾクド
A:介護カイゴ支援シエン専門員センモンイン判断ハンダン記録キロクする。
事業ジギョウショからの情報ジョウホウだけでは不足フソク不十分フジュウブン)である。
介護カイゴ支援シエン専門員センモンイン主観シュカンだけでは不足フソク不十分フジュウブン)である。
事業ジギョウショ利用者リヨウシャ家族カゾクから情報ジョウホウアツめ、それを活用カツヨウして面接メンセツをした結果ケッカ記録キロクする。
ルール2(モニタリングの視点シテン)=記録キロクすべき内容ナイヨウ
@:課題カダイ目標モクヒョウ妥当性ダトウセイ確認カクニン=アセスメント状況ジョウキョウ変化ヘンカ有無ウム
A:利用者リヨウシャ家族カゾク状況ジョウキョウ変化ヘンカ確認カクニン=アセスメント状況ジョウキョウ変化ヘンカ有無ウム
B:利用者リヨウシャ家族カゾクの、サービスを利用リヨウした結果ケッカタイする満足度マンゾクド
C:目標モクヒョウ到達度トウタツド変化ヘンカ確認カクニン
D:サービスの実績ジッセキ予定ヨテイ実績ジッセキオヨびその理由リユウ
E:よりいサービスの提供テイキョウする情報ジョウホウ有無ウム確認カクニン
F:アラたなニーズの出現シュツゲン有無ウム確認カクニン
 (3) モニタリングの記録キロク記載キサイ方法ホウホウ
@:「モニタリング」を実施ジッシした「事実ジジツ」だけを記載キサイするのではない。
前述ゼンジュツの「モニタリングの視点シテン」にモトづいて、情報ジョウホウアツめた結果ケッカ記録キロクする。
●「チョヘンなし」という記述キジュツではなく、ナニ変化ヘンカしていないのかを記録キロクする。
ダレから情報ジョウホウか、ダレ判断ハンダンした情報ジョウホウかを区分クワけして記載キサイする。
A:モニタリングの結果ケッカ記録キロクであることを明確メイカクにする。
   トク支援シエン経過ケイカ記録キロクナカに「モニタリングの記録キロク」を記載キサイする場合バアイ支援シエン経過ケイカとの区別クベツをつける
   ことが必要ヒツヨウになる。
・「見出ミダし」をつける、タイトルをつけるなどの方法ホウホウで、区別クベツをつけることが必要ヒツヨウ
B:日付ヒヅケ不可欠フカケツ
●「ツキに1カイ」の記録キロク作成サクセイ義務ギムがあるため、証拠ショウコとしての日付ヒヅケ重要ジュウヨウ意味イミつ。
C:モニタリングの記録キロク別途ベット作成サクセイする場合バアイ留意リュウイ事項ジコウ
●モニタリングのまとめの記録キロクであることを明確メイカクにする。
トク支援シエンソフトのモニタリング記録キロク機能キノウ活用カツヨウする場合バアイ以下イカテン留意リュウイ必要ヒツヨウ
・ソフトの機能キノウに「モニタリングのまとめの記録キロク」として必要ヒツヨウ要素ヨウソフクまれているかを確認カクニンする。
スベての要素ヨウソフクまれていない場合バアイ、1つの要素ヨウソナカ代用ダイヨウ兼用ケンヨウができるかを確認カクニンする。
必要ヒツヨウ情報ジョウホウ記載キサイできないような場合バアイには使用シヨウ困難コンナンカンガえるべき。
  最悪サイアク場合バアイ「モニタリングの記録キロク」とミトめられなくなる可能性カノウセイ否定ヒテイできないため。
 2)−2 評価ヒョウカヒョウ
 (1) 評価ヒョウカとはナニ
  評価ヒョウカとは「結果ケッカ把握ハアクすること=目標モクヒョウ到達度トウタツド把握ハアク」ではない。
 評価ヒョウカとはツギのステップをることによって実施ジッシすることとなる。
  STEP1:結果ケッカ目標モクヒョウ到達度トウタツド利用者リヨウシャ家族カゾクのサービスをけた満足度マンゾクド)を把握ハアクする。
STEP2:結果ケッカ当初トウショ予測ヨソクされていたトオりのものかを確認カクニンする。
STEP3-1:当初トウショ予測ヨソクされたとおりであればツギ目標モクヒョウ設定セッテイオコナう。もしくは支援シエン終結シュウケツする。
STEP3-2:当初トウショ予測ヨソクされていた状況ジョウキョウ到達トウタツしていなければ、到達トウタツしなかった原因ゲンイン解明カイメイする。
STEP4:原因ゲンイン解消カイショウサク検討ケントウする。
STEP5:原因ゲンイン解消カイショウサクれたアラたな支援シエン展開テンカイする。したがって原因ゲンインオヨびその解消カイショウサクによ
      ってはアセスメントまでサカノボって修正シュウセイをしていく必要ヒツヨウまれてくる。
  評価ヒョウカ支援シエン利用者リヨウシャ目標モクヒョウ充足ジュウソクのために適切テキセツ展開テンカイされているのかを検証ケンショウし、修正シュウセイ必要ヒツヨウであれば修正シュウセイクワえていく行為コウイ意味イミしている。したがって結果ケッカ把握ハアクするだけではなく結果ケッカ予測ヨソクどおりになっていない場合バアイには必要ヒツヨウ修正シュウセイクワえていくことになる。この修正シュウセイオコナうための情報ジョウホウ根拠コンキョがモニタリングによってられてくるものとなる。
 (2) 評価ヒョウカヒョウ様式ヨウシキ
  現在ゲンザイ運営ウンエイ基準キジュンにおいては「評価ヒョウカヒョウ」にカンする指定シテイ様式ヨウシキ標準ヒョウジュン様式ヨウシキモウけられてはいない。したがって様式ヨウシキについては自由ジユウ裁量サイリョウマカされている。しかし評価ヒョウカとはナニをするコトなのかということから、様式ヨウシキフクまれる情報ジョウホウツギのようにまとめられる。
@:既存キゾン目標モクヒョウオヨ目標モクヒョウ達成タッセイのための期間キカン明記メイキされる。
A:目標モクヒョウ到達度トウタツド明確メイカク記載キサイされる。
B:目標モクヒョウ到達度トウタツドオウじてどのように対応タイオウするのかがわかるようになっている。
C:目標モクヒョウ達成タッセイされていない場合バアイにはその原因ゲンイン分析ブンセキオコナわれ、その結果ケッカ明記メイキされる。
D:原因ゲンイン具体的グタイテキ解消カイショウサク記載キサイできる。
E:解消カイショウサクを、どこに・どのように活用カツヨウするのかがわかるようになっている。
 以上イジョウ情報ジョウホウフクまれている既存キゾン様式ヨウシキとしては「予防ヨボウケアマネジメント評価ヒョウカヒョウ」がある。この様式ヨウシキはあくまで予防ヨボウケアマネジメントを展開テンカイするための様式ヨウシキであり、そのままのカタチ介護カイゴ給付キュウフのケアマネジメントにモチいていくことは困難コンナンがあるが、様式ヨウシキモトめている記載キサイのルールやカンガカタ評価ヒョウカオコナウエキワめて重要ジュウヨウなものとなっている。
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